こんな悩みを持っている人におすすめの記事です
- もう今の職場ではもう働きたくない
- 看護師も退職代行で辞められるのか
- 退職代行で辞めたいけど失敗が怖い
看護師として病院に勤務している人の中には、このように真剣に退職を考えている方もいるでしょう。
長時間労働や人間関係の悪化、給与への不満などの理由で退職を検討する看護師は少なくありません。
しかし医療現場特有の事情から、退職の意思を伝えることすら難しいと感じている方も多いです。
この記事では、退職代行サービスを利用するメリット・デメリット、おすすめのサービス、利用の流れ、注意点などついて詳しく解説します。
この記事を読めば、あなたの状況に合った退職の方法がわかります。
退職を考えている看護師の方、よりよい環境で働きたいと思っている方は参考にしてください。
看護師が退職を考える理由
看護師として働いている方の中には退職を考えている人も多いです。
その理由は、長時間労働や人間関係の悪化、給与への不満などさまざまです。
日本看護協会の調査によると、2022年度の正規雇用看護職員の離職率は11.8%で新卒採用者の離職率は10.2%、既卒採用者は16.6%でした。
※出典:公益社団法人 日本看護協会|「2023年 病院看護実態調査」 結果
特に新型コロナウイルス感染症の影響で医療現場は過酷な状況に置かれ、多くの看護師が精神的なストレスを抱えています。
退職を考えることは決して恥ずかしいことではありません。
むしろ自分自身のキャリアや人生を大切にする勇気ある選択です!
ここからは、看護師が退職を考える主な理由や退職が難しい理由について詳しく解説します。
あなたの状況に当てはまるものがあれば、退職代行サービスの利用も選択肢のひとつとして考えてみてください。
看護師が退職を考える主な理由
看護師が退職を考える主な理由は、労働環境や待遇への不満が大きいです。
まず給与面での不満があげられます。
業務負担に比べて賃金が低いと感じる看護師が多く、残業代や手当の少なさも問題です。
次に人間関係の悪化があります。
上下関係の厳しさやいじめ、チームワークの欠如などが原因となることが多いです。
心身の健康悪化も理由の一つで、夜勤や長時間労働による疲労、患者対応のストレスなどが蓄積しています。
さらに、不規則な勤務によりプライベートとの両立が難しく、ワークライフバランスが崩れがちです。
看護師の退職が難しい理由
看護師の退職は一般的なホワイトカラー職種の退職と比べて、心理的プレッシャーと金銭的負担から退職が難しいとされています。
心理的プレッシャーとしては、上司や同僚からの強い引き留めがあります。
人手不足の中、「君がいないと困る」といった感情的な訴えが、退職をためらわせる要因となります。
また「同僚や患者に迷惑をかけるのでは」と罪悪感を覚える看護師も多いです。
金銭的な要因として、奨学金返済義務も大きな理由です。
看護師は奨学金を利用して学費をまかなうことが一般的ですが、卒業後には返済義務が生じます。
特にお礼奉公の期間中に辞めると全額返済を求められることもあります。
奨学金を返済中でも退職代行を利用して辞められる
奨学金返済中でも退職代行サービスを使って看護師を辞めることは可能です。
退職と奨学金返済は別の問題として扱われます。
法律上、無期雇用契約の場合は2週間前に申し出れば退職できます。
出典:民法 第六百二十七条
退職代行サービスはこの手続きを代行します!
ただし、奨学金の返済義務は残ります。
病院によっては全額返済を求められることもありますが、分割払いが認められるケースもあるため事前に確認しておくことをおすすめします。
退職代行サービスを利用すると上司と直接交渉をする必要がなく、精神的負担が軽減されます。
ハラスメントなどの問題がある場合には特におすすめです。
看護師が退職代行を利用するメリット
退職を考えていても、実際に行動に移すのは難しいものです。
上司との面談や引き継ぎなど、想像するだけでストレスを感じる方もいるでしょう。
「退職が難しい…」と感じている看護師は退職代行を利用するメリットはたくさんあります。
看護師が退職代行サービスを利用するメリット
- 精神的な負担が減る
- 時間と労力を節約できる
- 辞めづらい状況でも確実に辞められる
- 即日退職できる可能性がある
- 有給休暇や未払い残業代の交渉もしてもらえる場合がある
退職代行の利用を迷っている方はぜひ参考にしてください。
①精神的な負担が減る
退職代行サービスを利用すると、退職手続きによって生じる精神的負担が大きく軽減されます。
直接上司や同僚に退職の意思を伝える必要がないため、対面での緊張や不安から解放されます。
人間関係が悪化している職場では、この点が特に大きなメリットとなります!
退職の理由を悩んだり、詳しく説明する必要もありません。
代行業者が適切な表現で伝えてくれるため、言葉選びに悩む必要もないのです。
引き留めや説得にも直接対応する必要がないため、心理的プレッシャーから解放されるでしょう。
②時間と労力を節約できる
看護師は不規則な勤務形態で多忙なため、退職のために動く時間も気力もないという人も多いでしょう。
退職代行を利用すれば、貴重な時間と労力を節約できます!
退職手続きには多くの時間と労力が必要です。
たとえば退職届の作成や上司との面談、引き継ぎ資料の準備などがあげられます。
退職代行を利用すれば、その時間を身体を休める時間や次の職場探しにあてられます。
③辞めづらい状況でも確実に辞められる
退職代行サービスを利用すれば、辞めづらい状況でも確実に退職できます。
看護師の職場では、人手不足を理由に強引な引き留めをされることがあり、退職しにくい環境の病院も少なくありません。
しかし、退職代行サービスは法律にもとづいて交渉を行います。
民法では期間の定めのない雇用契約の場合、2週間前に申し出れば退職できると定められています。
退職代行業者はこの法律を盾に確実に退職手続きを進めます。
たとえ病院側が退職に難色を示しても、法的根拠をもって交渉するのです!
④即日退職できる可能性がある
退職代行サービスを利用すると、依頼したその日に退職できる場合もあります。
民法第627条により、期間の定めのない雇用契約なら2週間前に申し出ることで退職が可能です。さらに第628条の「やむを得ない事由」があれば即日退職も認められます。
※出典:民法|第六百二十八条
たとえば、深刻な体調不良やハラスメントなどの緊急事態が該当します。
ただし、即日退職は医療現場に混乱をもたらす可能性もあるので注意してください。
即日退職を希望する場合は可能な限り引継ぎなどに配慮することが望ましいです!
⑤有給休暇や未払い残業代の交渉もしてもらえる場合がある
退職代行サービスの中には、有給休暇の消化・交渉や未払いの残業代の請求を行ってくれるものがあります。
看護師は多忙で有休を取りづらい環境にあることが多いため、有休が残っているという人も多いでしょう。
また、弁護士が提供する退職代行サービスなどには未払い残業代の請求を行なっているケースもあります。
看護師は長時間労働やサービス残業が多い職種ですが、適切な対価を受け取れていないケースも多いです。
自分で交渉しにくいことも専門家に任せることで、自分の権利を守りつつ心理的負担なく退職を進められます。
ただし、民間企業が運営する退職代行サービスはあくまで退職の意思を伝えるのみで会社との交渉はできません。
会社側と複雑な問題を抱えている人は弁護士が運営するサービスを選ぶのがおすすめです。
看護師が退職代行を利用するデメリット
退職代行サービスには多くのメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。
利用後に後悔しないためにも、退職代行サービスの利用を決める前に以下の情報に目を通しておきましょう。
看護師が退職代行サービスを利用するデメリット
- 業界内で噂が広まる可能性がある
- 費用が掛かる
- 退職代行サービスによってサービス内容や対応が異なる
①業界内で噂が広まる可能性がある
退職代行を使って退職すると、その事実が医療業界内で噂になる可能性があります。
看護師の世界は意外と狭く、病院やクリニック間のネットワークが強いのが特徴です。
そのため、退職代行を使ったという情報が広まりやすい環境にあります。
この噂が広まると、将来の転職活動に影響を及ぼす可能性があります。
たとえば「コミュニケーション能力が低い」、「非常識だ」といった印象を与えてしまうなど。
ただし、退職代行を利用する前にしっかりと引継ぎ準備を行うなど、職場への影響を最小限に抑えることができれば噂についてあまり心配する必要はないでしょう。
②費用が掛かる
退職代行サービスの価格は15,000円〜100,000円程度です。
かなり幅広い価格帯ですが、これは運営元によってサービス内容によって異なるためです。
退職代行サービスの料金価格
- 民間企業運営:15,000円~50,000円程度
- 労働組合運営:30,000円程度
- 弁護士事務所運営:50,000円~100,000円程度
一般的には上記のような相場です。
費用は掛かりますが、精神的負担の軽減や時間の節約など、得られるメリットと比較して判断することが重要です。
また、一部の退職代行サービスでは割引キャンペーンや分割払い・後払いに対応しているところもあります。自分の経済状況に合わせて、適切なサービスを選びましょう。
③退職代行サービスによってサービス内容や対応が異なる
退職代行サービスは、業者ごとにサービス内容や対応が大きく異なります。
主な違いは以下のとおりです!
運営元によるサービスの違い
- 民間企業運営:退職希望者の意思通達と手続き代行
- 労働組合運営:上記に加え企業側と交渉も可能
- 弁護士運営:代理人として法的手続きにも対応
上記の違いは、あなたの置かれている状況により重要になります。
たとえば、「退職をしたい」という比較的シンプルな要望であれば民間企業運営のサービスで十分でしょう。
一方で、複雑な労働問題などを抱えている場合は弁護士運営のサービスが適しています。
また、対応の速さや丁寧さ、アフターフォローの有無なども業者によって異なります。
価格だけで選ばず、サービス内容や口コミ・評判も参考にすることが大切です。
看護師の退職代行利用をおすすめする7つの状況
「退職したいけれど、退職代行を利用していいかわからない」という人もいるでしょう。
ここからは、看護師が退職代行サービスを利用すべき具体的な状況について詳しく解説します。
以下7つの状況に当てはまるものがあれば、退職代行の利用を検討してください。
看護師が退職代行を利用すべき状況
- 一方的な引き止めにあっている
- 職場の人間関係が悪化している
- セクハラやパワハラがある
- 過度な長時間労働や違法な労働条件
- 心身の健康に重大な影響がある
- 自力での退職交渉が難しい
- 即日退職や緊急の退職が必要な場合
ひとつずつ解説していきます!
①一方的な引き止めにあっている
退職を申し出ても、病院側から一方的な引き止めにあうことがあります。
人手不足を理由に「今辞められると困る」と言われたり、「もう少し頑張ってみては?」と説得されたりすることが多いです。
このような状況では、人によっては退職の意思を貫くのが難しくなります。
退職代行サービスを利用すれば、代行業者があなたの退職の意思をしっかり伝え、退職手続きを代行してくれます。
依頼後は病院と直接やり取りする必要がなくなるため、引き止めにあうこともありません。
②職場の人間関係が悪化している
医療現場ではチームワークが重要です。
しかし、上司や同僚との関係が悪化すると、日々の業務が大きなストレスとなるでしょう。
このような状況で直接退職を伝えるのは精神的に大きな負担となりますが、退職代行を利用すれば職場の人と直接対面せずに退職手続きを進められます。
③セクハラやパワハラがある
セクシャルハラスメントやパワーハラスメントにあっている場合も、自分から「退職する」と言いにくいでしょう。
また、ハラスメントを受けている状況で直接退職を伝えると、さらなる被害を受ける可能性もあります。
しかし、退職代行を利用すれば、加害者と接触せずに安全に退職できます。
また、弁護士が運営する退職代行サービスなら、ハラスメントの証拠収集や法的対応についてもアドバイスをもらえる場合があります。
④過度な長時間労働や違法な労働条件
医療現場では、人手不足を理由に残業が常態化していたり、残業代が適切に支払われないケースがあります。
これらは労働基準法違反の可能性が高いです。
このような状況で直接退職を申し出ると、上司からの圧力や同僚からの批判にさらされる可能性がありますが、退職代行を利用すればスムーズに退職手続きを進められます。
弁護士が運営する退職代行サービスでは、未払い残業代の請求など行えるものが多いでしょう。
⑤心身の健康に重大な影響がある
看護師の仕事は身体的にも精神的にも負担が大きく、体調を崩しやすい職業です。
特に夜勤や長時間労働が続くと、慢性的な疲労やストレスに悩まされることがあります。
このような状況で自分で退職を伝えるのは、さらなる心身への負担となります。
退職代行を利用すれば、その負担を軽減しながら退職手続きを進めることが可能です。
心身の健康に不安を感じたら、退職代行の利用を真剣に検討してください。
あなたの健康を最優先に考え、回復に専念できる環境を作ることが大切です。
⑥自力での退職交渉が難しい
医療機関には独自の厳しい就業規則があったり、人手不足を理由に退職を認めないケースがあります。
特に就職して間もない人は自力での退職交渉が難しい場合も多いでしょう。
このような状況で退職代行サービスを利用すれば、適切に交渉してくれます。
特に労働組合が運営する退職代行サービスでは、団体交渉権を活用した病院側との交渉が期待できます。
⑦即日退職や緊急の退職が必要な場合
家族の急病や自身の健康上の理由や職場でのトラブルなど、突発的な事態で即日退職が必要になることがあります。
しかし、医療現場では引継ぎなどの問題から即時退職が難しいケースも多いです。
このような状況では、即日退職が可能な退職代行サービスを利用すれば、すぐに退職できます。
ただし、即日退職は医療現場に大きな影響を与える可能性があります。
可能な限り、引継ぎや説明などの配慮を行うよう心がけましょう。
【運営別】退職代行サービスの種類と選び方
退職代行サービスには、民間企業・労働組合・弁護士事務所などさまざまな運営元があり、それぞれに特徴があります。
ここからは、「各運営元の退職代行サービスの特徴」と「自分に合ったサービスの選び方」について詳しく解説します。
民間企業 | 労働組合 | 弁護士 | |
料金 | 15,000円~30,000円 | 30,000円前後 | 50,000円~100,000円 |
即日退職 | 可能な場合あり | 可能な場合あり | 可能な場合あり |
交渉力 | 低い(交渉権なし) | 中程度(団体交渉権あり) | 高い(法的交渉可能) |
法的対応 | 不可 | 限定的 | 可能 |
民間企業が運営する退職代行サービスの特徴
民間企業が運営する退職代行サービスには、以下のような特徴があります。
民間企業運営の退職代行サービスの特徴
- 料金が手頃: 1万5千円〜3万円程度で、他の運営元と比べて安い
- 迅速な対応: 多くが即日対応可能で、急な退職にも対応可能
- 法的交渉は不可: 退職の意思伝達のみで、法的な交渉はできない
料金が安いという特徴がある一方、低品質サービスを提供する業者が存在することに注意が必要です。
労働組合が運営する退職代行サービスの特徴
労働組合が運営する退職代行サービスの特徴は、団体交渉権を持っていることです。
これにより単なる退職の意思伝達だけでなく、退職に関連する交渉を行うことができます。
労働組合運営の退職代行サービスの特徴
- 団体交渉権がある:病院側と交渉が可能
ただし法的トラブルへの対応には限界があります。
もし法的トラブルが予想される場合は弁護士運営のサービスを選びましょう。
料金は3万円程度と民間企業のサービスよりは高い傾向にあり、弁護士のサービスよりは安価です。
弁護士が運営する退職代行サービスの特徴
弁護士が運営する退職代行サービスには、他にはない特徴があります。
弁護士運営の退職代行サービスの特徴
- 法的対応が可能:退職条件の交渉や未払い賃金の請求など
弁護士は法律の専門家であり、退職条件の交渉から未払い賃金の請求まで幅広い法的手続きを依頼できます。
ただし料金価格は他のサービスより高めで、5万円以上が一般的な相場です。
看護師におすすめの退職代行サービス3選
ここからは、看護師におすすめの退職代行サービスを3つ紹介します。
退職代行サービスはたくさんあるため、どれを選べばいいかわからないという方は、ぜひ参考にしてください。
①退職代行だいじょうぶ
出典:退職代行だいじょうぶ
退職代行だいじょうぶの利用がおすすめな人
- 心に寄り添った対応を求める方
- 精神的に疲弊し直接退職を伝える自信がない人
- コストを抑えつつ確実に退職したい人
- 退職後のサポートも欲しい人
退職代行だいじょうぶは、”日本でいちばんやさしい退職代行サービス”を掲げる、心に寄り添うサービスです。
代表自身がうつ病を経験し、退職代行サービスを利用した経緯から生まれた、利用者の気持ちを深く理解したサポートが特徴です。
業界最安級の14,800円という価格設定は広告費を極力削減することで実現。
低価格でありながら弁護士監修のもと法的に適切な手続きを行っています。
依頼者の退職率は100%を継続中!
サービスの特徴としては即日対応が可能で、LINEでの無料相談から退職完了までをスピーディーにサポート。
また退職後の無料相談もでき、次のキャリアステップや各種手当の申請などについてもアドバイスを行なっています。
返金保証制度もあり、安心して利用できる点も大きな魅力です。
詳細 | |
特徴 | ・業界最安値 ・弁護士監修 ・退職成功率100% ・返金保証 ・退職後の無料相談 |
対応 | 即日退職可能 |
料金 | 14,800円(2024年限定キャンペーン価格) |
支払方法 | クレジットカード、銀行振込 |
追加料金 | なし |
利用方法 | 1. LINE登録・相談 2. 支払い 3. 退職代行実施 |
②ベンゴシNOW
出典:ベンゴシNOW
ベンゴシNOWの利用がおすすめな人
- 法的な安心感を求める人
- 確実な退職を希望する人
- 退職後の転職サポートも受けたい人
ベンゴシNOWは、弁護士が運営する法的な専門性と手軽さを両立させた退職代行サービスです。
最大の特徴は、弁護士ならではの高い退職成功率を備えている点です。
ライト・スタンダード・プレミアムの3つのプランがあり、19,800円から利用可能で、ニーズに合わせて選べます。
AIを活用した効率的な運営により、低コストと丁寧な対応を実現しています。
返金保証付きという安心感も魅力です。
即日退職にも対応し、引継ぎサポートや転職サポートも提供しています。
法的な対応に関してはスタンダードプラン以上のみ可能となっています。
項目 | 詳細 |
特徴 | ・弁護士運営 ・退職成功率100% ・返金保証 ・転職サポート付き |
対応 | 即日退職可能 |
料金 | ライトプラン:19,800円 スタンダードプラン:39,800円 プレミアムプラン:59,800円 |
支払方法 | クレジットカード、銀行振込 |
追加料金 | 記載なし |
利用方法 | 1. LINEで無料相談 2. LINEで必要情報を入力 3. 契約・支払い 4. 最終確認 5. 会社への連絡 6. 退職届や返却物などの手続き |
③弁護士法人みやび
出典:弁護士法人みやび
弁護士法人みやびの利用がおすすめな人
- 金銭的な交渉が必要な人(未払い給与、残業代など)
- 長期的なサポートを求める人
- パワハラやセクハラなど複雑な状況を抱えている人
弁護士法人みやびは、弁護士が運営する、円満退職を目指す退職代行サービスです。
有給消化や退職金、残業代、未払い給与の請求や交渉、パワハラやセクハラの損害賠償請求もすべて弁護士が対応してくれます。
料金は27,500円〜77,000円と幅広く、アルバイトから会社役員までさまざまな雇用形態に対応しています。
退職成功後も無期限のアフターフォローを受けられる点も魅力的です。
項目 | 詳細 |
特徴 | ・弁護士が直接対応 ・即日対応 ・金銭的な交渉可能 ・無期限アフターフォロー |
対応 | 即日退職 |
料金 | 27,500円〜77,000円(税込) |
オプション費用 | 回収額の20%(残業代・退職金請求など)※会社が支払いを拒否し、弁護士が交渉した場合のみ発生 |
支払方法 | 記載なし |
利用方法 | 1. EmailかLINEで無料相談 2. 正式依頼と入金 3. サービス開始 4. 退職 5. 転職サポート(希望者のみ) |
退職代行サービスの利用の流れ
ここからは、退職代行サービスを利用する一般的な流れを6つのステップにわけて説明します。
退職代行を使って退職するイメージがわかないという人は参考にしてください!
ただし、業者によっては流れやサービス内容が異なる場合があるため、不明点がある場合は依頼する業者の公式サイトや無料相談で確認することも大切です。
①初回相談と状況説明
まず、選んだ退職代行業者に連絡し無料相談を行います。
ここで自分の状況や退職理由、希望退職日などを詳しく説明しましょう。
この段階で確認すべき点は、以下のとおりです。
初期段階で確認すべき点
- 即日退職が可能か
- 支払い方法や追加料金の有無
- サービス内容の詳細
- 有給休暇や残業代の交渉
他にも不安や疑問点があれば、このタイミングで解消しておくことが大切です。
②契約内容の確認と料金支払い
サービス内容と料金に納得ができたら正式に依頼を行います。
多くの退職代行業者は前払い制を採用しているため、この段階で料金を支払うことになります。
契約書をよく読み、特に以下の点に注意しましょう。
料金の支払い前に必ず契約書を確認しましょう!
契約書の確認点
- サービスの具体的な内容
- 料金の内訳(追加料金が発生しないか)
- キャンセルポリシー(キャンセル料の有無)
- 個人情報の取り扱い
不明な点があれば、必ず確認して納得から契約しましょう。
③退職代行業者による病院への連絡
契約が完了すると、退職代行業者があなたに代わって病院に連絡し、退職の意思を伝えます。
もちろん、あなたが病院と直接やり取りする必要はありません。
病院に連絡するタイミングや方法については、事前に業者と相談しておくと安心です。
また、気になるようであれば病院からの反応や質問があった場合の対応方法も確認しておきましょう。
④退職条件の交渉と合意
必要に応じて退職代行業者が退職日や有給休暇の取得、未払い残業代などの交渉を行います。
交渉内容や進捗状況は、業者から随時報告を受けるようにしましょう。
疑問点や要望があれば、積極的に業者に伝えることが大切です。
⑤必要書類の準備と提出
退職の連絡が終わったら退職届と貸与物の返却を行います。
通常は郵送で送ることができるため、直接病院に出向く必要はありません。
【準備が必要な主な書類や物品】
- 退職届(業者が雛形を提供してくれる場合もあり)
- 病院から貸与されていた物品(ID カード、制服など)
- 必要に応じて引継ぎ書類
業者の指示に従って、指定された方法で送付しましょう。
⑥退職手続きの完了確認
最後に、病院から離職票などの必要書類を受け取り退職が正式に完了します。
万が一書類が送られてこない場合でも、退職代行業者が病院に連絡して対応してくれます。
すべての書類が揃ったら、内容を確認し、不備がないか確認しましょう。
問題があれば、代行業者を通じて病院に問い合わせましょう!
これで退職手続きは完了です。
退職代行サービスを利用することで直接病院とやり取りする必要がなくなり、精神的な負担を軽減できます。
退職代行を利用する際の4つの注意点
ここでは、退職代行を利用する際の注意点を解説します。
思わぬトラブルに巻き込まれたり、後悔しないようにしっかり確認しておきましょう。
信頼できる業者を選ぶ
退職代行サービスを利用する際、最も重要なのは信頼できる業者を選ぶことです。
退職代行業者選びのポイント
- 公式サイト:会社情報やサービス内容など詳しく記載されているか
- 料金の透明性: 料金がわかりやすいか、追加料金はあるか
- 口コミと評判:サービス内容に対し悪い評判が多くないか
- 対応時間: 急な退職にも対応できる業者を選ぶと安心。(特に看護師は不規則な勤務体系のため重要)
この記事でご紹介した退職代行サービス3社もぜひ参考にしてください!
契約内容を確認する
トラブルを防ぐためにも契約内容は事前にしっかり確認し、納得してから契約しましょう。
契約内容の注意点
- いつ退職できるのか
- 退職の意思伝達からどこまでサポートしてくれるのか
- 基本料金に何が含まれているか
- 追加料金が発生する条件は何か
- 有給休暇や残業代の交渉は可能か
- 病院からの貸与品の返却や私物の回収はどうするのか
- キャンセルの条件はどうなっているのか
少しでも不安や疑問があれば、必ず契約前に解決しましょう!
即日退職と即日対応の違い
「即日退職」は、退職代行業者に依頼した当日に、実際に退職が成立することを意味します。
一方「即日対応」は、業者が依頼を受けた当日中に対応を開始することを指し、依頼した日に退職できるとは限りません。
すぐにやめたい場合は、「即日退職」と記載のあるサービスを選びましょう。
相談時に即日退職が可能かどうかも確認しましょう!
奨学金制度を利用している場合は返済する必要がある
退職しても奨学金の返還義務はなくなりません。
返済期間が残っている場合、退職時に一括返済を求められる可能性もあるため、事前に条件を確認し準備しておくことが重要です。
返済が困難な場合は、分割返済など交渉の余地を確認する必要があります。
弁護士が運営するサービスを選ぶと、その点もサポートを受けられる可能性があります。
退職代行を利用する前に準備すること
退職代行を利用して退職する場合には、事前に準備しておくことでスムーズに進められます。
ここからは、利用する前に準備すべきことを解説します!
就業規則や有給休暇の残日数を確認する
退職手続きをスムーズに進めるためには、就業規則や有給休暇に関する情報を事前に把握しておくことが重要です。
まず就業規則に記載されている退職に関する規定を確認しましょう。
退職届の提出期限や必要な手続きが明記されていることが多いです。
有給休暇を活用して実質的な即日退職を実現できる可能性もあるため、有給休暇の残日数の確認は特に重要です。
退職金がある場合はその条件も確認しておきましょう!
退職金は勤続年数や退職理由によって金額が変わることがあります。
これらの情報を把握しておくことで、退職代行業者との相談時に具体的な要望を伝えやすくなります。
引継ぎ資料を作成する
看護師の仕事は患者の生命に直接関わるため、突然の退職であっても適切に引継ぎする必要があります。
- 現在進行中の業務の状況
- 担当患者の情報や注意点
- 定期的に行う業務のスケジュール
上記などについてまとめた資料を作成しましょう。
必要な連絡先や参照すべき資料の場所なども記載しておくとよいでしょう。
これらの情報をまとめておくことで、退職後の職場の混乱を最小限に抑えることができます。
私物や会社への返却物をまとめておく
退職時には、私物の回収と会社への返却物の整理が必要です。
デスクや更衣室に置いてある個人の持ち物をリストアップし、置き忘れのないようにしましょう。
同時に、以下のように病院に返却すべき物品もまとめておきます。
病院に返却するもの(一例)
- 制服
- IDカード
- 携帯電話
- パソコン
特に看護師の場合、患者の個人情報が含まれる可能性のある書類やデバイスの取り扱いには十分注意が必要です。
釈迦に説法かもしれませんが……気をつけて!
転職活動を進めておく
退職後の生活に備えて、転職活動の準備を進めておくと良いでしょう。
まずは履歴書と職務経歴書を最新の情報に更新しましょう!
看護師としての経験や取得した資格、特殊なスキルなどを明確に記載することが大切です。
次に、看護師向けの転職サイトに登録して求人情報を集めます。
このように準備をしておくことで、退職後すぐに本格的な転職活動を始められます。
また希望する勤務条件や職場環境を明確にしておくことも大切で、退職後すばやく自分に合った転職先を見つけやすくなります。
退職代行サービスの転職サポートを受ける場合も、これらの情報があればより具体的な相談や支援を受けられます。
退職代行を利用して看護師を辞める際によくある質問
退職代行サービスを利用して看護師を辞める際には、さまざまな疑問や不安が生じるでしょう。ここでは、よくある質問に回答していきます。
退職代行を使うと転職先にバレる?
退職代行サービスを利用しても、転職先にその事実がバレる可能性は非常に低いと言えます。
退職代行業者は個人情報保護法にもとづき、利用者の情報を厳重に管理し外部への漏洩を防いでいます。
また、転職先企業が前職の情報を無断で調査することは法律で禁じられています。
ただし、同じ医療圏内での転職や小規模な地域での転職の場合、人づてに情報が広まる可能性はゼロではありません。
また、面接時に自ら退職代行の利用を明かしてしまうケースもあります。
これらのリスクを避けるためには、信頼できる退職代行サービスを選ぶこと、面接時の退職理由の説明を事前に準備することが大切です。
SNSでの情報発信にも注意しましょう!
奨学金があっても退職できる?
看護師が奨学金制度を利用している場合でも退職は法的に可能です。
しかし、奨学金の契約内容や退職の理由によって対応が異なる場合があります。
多くの病院や教育機関では、奨学金受給の条件として一定期間の勤務(お礼奉公)を求めることがあります。
この場合、契約書に「勤務期間中の退職時は全額返済が必要」と明記されていることが一般的です。
ただし、健康上の理由や精神的ストレスなどのやむを得ない事情での退職の場合は病院側と交渉の余地があります。
退職後の奨学金返済については、分割返済や猶予制度が利用できる場合があります。
たとえば日本学生支援機構(JASSO)では、失業などの理由で返還が困難な場合に猶予申請が可能です。
退職後の手続きや書類の処理はどうする?
退職代行サービスを利用して看護師を辞める場合でも、退職後の手続きや書類の処理は必要です。
主な必要書類は以下の通りです。
退職後に必要となるケースが多い書類
- 離職票: 失業保険受給に必要。退職後数週間以内に発行され、ハローワークで使う
- 雇用保険被保険者証: 転職先での手続きに必要。退職時に受け取るか、ハローワークで再発行
- 健康保険資格喪失証明書: 新たな健康保険加入時に必要。会社が発行
- 源泉徴収票: 年末調整や確定申告用。最終給与支払後に発行
これらの書類を受け取った後、以下の手続きが必要です。
退職後に必要となるケースが多い手続き
- 失業保険申請:ハローワークで離職票を提出
- 国民健康保険加入:退職後14日以内に役所で手続き
- 国民年金への切り替え:退職後14日以内に市区町村窓口で申請
上記対応は、空白期間がなく転職先が決まっている場合には不要です!
退職代行サービスは退職の意思伝達や手続きの代行を行いますが、退職後の手続きは自身で行う必要があります。
一方、退職後の手続きをサポートしてくれる業者もあるため不安な場合は業者に確認してみましょう。
まとめ
看護師の退職は一般的に難しいとされていますが、適切な退職代行サービスを利用することで精神的負担を軽減しつつ、スムーズに退職できます。
退職を考えている看護師の方は自身の状況をよく見極め、必要に応じて退職代行サービスの利用を検討してみてください。
ただし、信頼できる業者選びや契約内容の確認など慎重な準備が必要です。
また、退職後のキャリアプランや奨学金の返済計画もあわせて考えておきましょう。
より良い環境で看護師としてのキャリアを継続するか、新たな道を探るかその選択はあなた次第です。
この記事で紹介したおすすめの退職代行サービスもぜひ参考にしてみてください!
この記事を書いた人:mint
専業ライターとして活動しているmintです。
私自身、前職の営業職で心を病み、やっとの思いで退職しました。
当時は「退職代行」という言葉さえ知りませんでしたが、知っていたら絶対に利用していたと思います。